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2006年5月

2006年5月27日 (土)

躑躅色の展開

Photo_6
根津神社のつつじです。

根津に住んでいる友人の家に遊びに行ったら、何と神社のすぐ近く。
さっそくつつじ見学に出かけました。

妙齢の乙女・二人で神社散策。
ここは由緒有る徳川家関係の神社で神殿などもりっぱなのですが、
境内は、庶民的な風情が漂っていて散歩や夕涼みにピッタリ。
「我々もこういう場所が似合い、且つ落ち着くところになったのね~」
などとシミジミしていましたが、私自身は元来の江戸好き。
すっかり江戸の町娘にでもなった気分で、赤い鳥居を何度も
くぐり抜けておりました。

何千株もある色とりどりのつつじを見ていたら、
去年の今ごろのことをふと思い出しました。
そう、この超・楽天思考の私が、生れてはじめて「5月病」にかかっていたのです。
もともと5月は好きな季節なのだけれど、季節の変わり目か何かで、
比較的気分が良くない・・・
私の持病「頭痛」、この頭痛が兎に角頻繁に起こるのが、5月なのです。

花には癒しの力がある。

フラワーセラピーを研究している人によると、
躑躅には、セキをとめたり痰を切ったり、気管支炎やじんましん、
解毒などの作用があるらしい。
江戸の人達がそういう使い方をしていたかどうかは知らないが、
私の弱点は頭痛の他に気管支もあるので、その箇所が弱っているときは
つつじなどの花に妙に惹かれるのかもしれない。

どちらかというと地味な花だから
「つつじが好き!」っていう若い女性はあまりいないと思うけれど、
よ~く、此花の色を見ると本当に美しい色・・・。
染色でいうと、紅花と紫根でそめるので、少し紫がかったピンク色である。
ピンク以外にも、白や赤や紫、淡黄などあって、
実際は写真のように色の種類も豊富な鑑賞用の優れた花なのだ。
でもピンク色っていうと何だか違和感あるなぁ。
やっぱり「躑躅色」・・・

そうだ、それ以外にも日本には花の名前をつけた色名がいっぱいある。
ピンク系だけでも、
桜色・牡丹色・躑躅色・撫子色・桜鼠・紅梅・桃色・・・

でも外国の呼び名は、食べ物が多い。
例えば、同じピンク系でも
チェリーピンク・ワインレッド・サーモンピンク・ストロベリー・・・

食べ物の名という物質主義的な側面も悪くないが、
私としては、やはり花の名前がいい。
「そう自然思考なの・・・」といってしまうと、
今はやりのロハスになってこれは何だか違う…
(でもロハスって、アメリカが考え出した概念だけど、
あの精神は古くから日本にあるものだと思うんだけれど違うのかな~。)

と、また悪いくせで思考が違う方向に飛んでしまったので、
もとに戻します、躑躅のこと。

色をぼわーと眺めていると様々なことが浮かんでくる。
この花は確か、平安時代の「襲の色目」、春にも出てくる名前。
躑躅と名付けられたその色目の組み合わせは(表:蘇芳 裏:青打)・・・
つまり、表が赤ピンクで裏が緑。
まさに自生する躑躅の様子そのままの色目なのです。

いいな・・・、いいな。
平安朝のお姫様・・・。私の前世が江戸の町娘か高級遊女だとすると、
そのまた前は、平安朝の後宮で、かな文字を書いたり和歌を詠んで、
のんびり過ごしていたのではないかと思う。
王朝の雅な文化と日本の自然風土を尊び、
より細やかな情感で人を愛する王朝人・・・
と、勝手にひとりで時空を遡っていると、

「戻っておいで~!帰るよっ!」
遠くから超現実的な友人の声が・・・。
もうっ、せっかく王朝のお姫様だったのに。

そうして、私達はいそいそと根津まんじゅうを買いに出掛けた。
なんだやっぱり、「花より団子」?・・・。いえいえ「花も団子も」。

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2006年5月 9日 (火)

お花でココロを探る…

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怠け者の私…
先月、何ヶ月ぶりかでお花のレッスンへ。
前にも紹介しましたが、高田きよみ先生という若くて優しい先生です。

気まぐれな私とパワフルに本を売り続ける庄司麻由里さんの二人で、
生花レッスンをしている真面目な生徒さんに交じって、
私達はブリザーブドフラワーを作らせてもらいました!

インテリアフラワーの美しさは、ひとえに花々の選択によるのではないかと、
思っているのですが、高田先生のセンスの良いこと!

私ひとりで、ショップへ行ってもまず何の花を選べばよいか途方にくれる・・・。
それが、何と!なんと!この写真の艶やかさ、爽やかさ・・・

今の流行は、ガラス容器に果物などをいれ、
蝶のオーナメントなどをチラすのがオシャレとか。
そういえば、ホテルなどのインテリアでもこの手のオブジェを見かけますネェ。

さてさてレッスン。
私の性格か、あるいは癖で、いつもちんまり・こじんまりとまとまった、
優等生的な入れ方をするのですが、今回は珍しく左右にぱぁーと広がりました。
いっしょにレッスンしているまゆりちゃんは、いつも大胆でパッと華開いたような
斬新なデザインのものができることが多いのに、
今日はとっても上品にしあがっています!
(彼女の作品をお見せできないのが残念・・・)

お花のレッスンは本当に楽しい。
いつも思うけれど、同じ材料、同じ空間、同じ先生に師事していても
まったく違う作品ができる妙・・・

そして必ずその時の心持が反映される。

今回のお花のココロは、「爽やかに大胆に」かな・・・

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