« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年8月

2006年8月26日 (土)

山本一力『あかね空』と江戸百景

__17
歌川広重「名所江戸百景」
●品川すさき
品川洲崎は天王洲、兜島。手前左には品川の料亭
江戸湾の右に御台場、左に深川

*******************************************
論文がなかなか書けないので、読書に逃げることに・・・。
7月に大学院の教授から
「山本一力さんの『あかね空』面白いよ、大平さんは研究年代が
一致してるからぜひ読んで」と薦められていたのを思い出して
一昨日,購入。

帰る道、読んでもないのに「なんだか好きだなーこの本」と思ったら
表紙が私の心を捉えていたのです!
その表紙が上の浮世絵、「品川すさき」
いわゆる遊郭があったところです。
その遠く左に見えるのが深川、この小説の舞台です。
「名所江戸百景」は実際に深川を描いたものもあるのに、
こちらを採用されたセンスにまずは拍手。

この空、なんてことない空に見えますが、
これは「当てなしぼかし」という熟練を要する技法で
浮かんでうる雲のようなぼかしを作る技です。
薄茜色と青のコントラストが美しいですね。

さて小説は数年前に直木賞を受賞した作品なので今更私が
ここで説明するまでもありません。

もともと涙もろい私ではありますが、はじめは何とか泣かないようにしていたのですが、
途中からは諦めて、ティッシュ箱を横に置いて読むことに・・・。
この小説の面白いところは、
主人公から少し距離を置いた人の行動が涙を誘う振る舞いであること。

これを読んでいると、
もしかしたら私も知らないところで多くの人に助けられているのでないか、
そしてそれが今は関係ないけれども、
廻りまわってどこかで縁が繋がっているのではないか、
そんな気持ちを呼び起こさせてくれる小説です。

感想を述べると、いくらでも書きたいことはあるけれどまたいつかどこかで。

もうひとつ!教授が言ったとおり
この小説は私にとって実りの多いものです。
私の研究対象と年代がピッタリ一致、
~宝暦・安永明和・天明・寛政~
私にとってこんなに魅力的な時代はありません。
文化・文政を迎える前の江戸が私にとっては面白い時代なのです。

それから山本さんの「あかね空」は男女ともに服装の描写が見事です。
商人には濃紺縦嶋に屋号の入った半纏、職人にも半纏や股引パッチなどなど・・・
お金持ちには、羽二重、紋付羽織、
女性には朽葉色、山鳩色、泥茶色などの流行りの色の着物など
細かく使い分けています。


もしも望みが叶うなら、
山本一力さんと江戸の町人文化について語り合いたい!
図々しいでしょうか・・・。ずうずうしいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月23日 (水)

パソコンアレルギー緩和

 気がついたら1ヶ月も更新していなかったではないか・・・。
何だかいろいろバタバタいるうちに夏も終りに近づきましたネ…。

ここに来て、夏の初め頃に「暑気払いしましょう」と言ってくれていた方々から
再びのお誘いが多くてストレス解消しています。
もう暑気払いではなく、秋に向かっての景気づけ会ではありますが、
仕事のことは関係なくお話をするのがなかなか楽しいですねぇ。

それから、私がパソコンから離れていたもうひとつの理由・・・
「ブロードバンド」の乗り遅れ!!!

何とも時代錯誤の私は、昔に開通させたISDNをそのまま使っていて
1ヶ月数万円という電話代にもう1年近くも耐えていました。
でもでも、やっぱりどう考えても、お金もないのにひどい無駄遣い!
と、一念発起して「光ファイバー」またはADSLへ・・・

と、プロバイダーさんへご相談。
これがまた右往左往の大騒ぎで、
光→ADSL→フレッツISDN→アナログ→フレッツADSLと
たった1ヶ月半で迷走したあげく、
やっとやっと本日落ち着きました。

だから今はフレッツADSLなの・・・速い・・・

昨日までアナログでつないでいた我がパソコン。
流石にのんびりした性格の私でも
プチっ!プチっ!プチッ!血管が切れる音が何度も聞こえて来た。
だからパソコンは必要最小限の使用に留めていたのですが、
迷惑なのはメール。
最近のメールは画像が多いので、受信するのにすごい時間がかかる!
これがイヤなので開かないで貯めるとますますどうしようもなくなって悲惨・・・

でも私はふと考えました。
この文明に毒されたわたしは何?・・・。
ちょっと情報が滞るだけで、こんなにイライラするなんて。
時々イライラしている自分が呪わしいことがあるが、でも止められないのが文明病。
いけませんねぇ・・・

話は変わりますが、この1ヶ月何度、接続に関して電話で苦情を訴えたか。
クレームをつけながら、さらにエキサイトする我が身が情けない。
どうも私のコワイところは、身内に言わせると、
怒ると極めて丁寧語かつ慇懃無礼な話し方になるらしい・・・
低く暗い声で丁寧にしゃべられると恐いんだそうだ!

こんなことじゃぁ、まだまだ修行が足りませんナァ。と反省。

*******************************

でも今日は朝から憂鬱だった。パソコンの箱を開けなければならなかったから。
以前に開けて容量を増やした時の大変さを思い出して、朝から本当にブルーだった。

ドキドキしながらケーブルを抜き、箱を開け分解・・・
「私は文系なのに!」などと思いながら、ドライバーと格闘し拡張カードの取り付け。
でも今日はこれが意外に上手にできて配線もさっさと完了。

な~んだと、思ったらやっぱりトラブル・・・

しかしっ!今日は電話でNTTさんとプロバイダーさんの両方の男性に助けられて
何とか夕方4時半に開通したのであります。
丁寧にお電話で説明してくださって有難うございました!

朝からゴハンも食べずに格闘すること数時間・・・
私だって、やればパソコンの解体できるじゃない!
と思ってはみたものの、
こんな時電話1本でかけつけてくれる
パソコン好きのboy friendが いたら良いですね~と
真面目に思った暑い一日でした。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »