« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2008年1月

2008年1月19日 (土)

「鹿男あをによし」と青丹

Img_1679

 今週からフジテレビで始まった「鹿男あをによし」、
原作は万城目学さんの同名小説。
なんだか面白そうなタイトルと”あをによし”に惹かれてさっそくチェック!

前評判も知らずに見たのですが、一言でいうと面白かったです・・・

玉木宏さんの「鹿男」はピッタリだし、
奈良ののびやかな土地柄と「鹿」の存在感がクローズアップされて、
奈良フィルムコミッション大成功!と言ったところ。

ドラマでの先生方も秀逸です。
芸達者の役者さんたちをそろえていますが、
その会話のなかで、「修学旅行で奈良に来なかったんですか」
というやり取りがありましたが、
私も修学旅行で奈良を訪れていないひとり。

しかし念願かなって去年やっと、奈良を訪れることができました。

第一印象は、古都京都との違い。
どちらが良いとか悪いとか、好きか嫌いかということではなく、
明らかな違いを感じて、この年になるまで来なかったことを残念に思いました。

と、前置きが長くなりましたが、
ドラマのタイトル「あをによし」、この枕詞は私が色彩研究をしようと
思ったきっかけでもあります。
万葉集の有名な歌、

 あをによし 寧楽の京師(ならのみやこ)は咲く花の にほふがごとく今さかりなり

ある時、教授が「おをによし」の”に”すなわち”丹”はどんな色か知っている?と
聞いたのです。
そこですかさず答えられなかった私、以来日本の伝統文化と色彩を研究しようと
決めたのです。

 「あをによし」は奈良の枕詞としても知られていますが、
ここでの「青丹」は重層的な意味を持つと私は思っています。
例えば「青丹」という色は青黒い土のような色という意味で青色顔料の土から
作られた色です。マンセル値は「7.5Y6/3]ですから、青というよりは緑に
近い色です。ちょうど下の画像の薬師寺の西塔の連子窓の緑色です。

Img_1698

また「青丹」をばらばらにして「青」と「丹」にすると、
丹は赤色顔料のことで、マンセル値は「10R5.5/12]ですから
赤と言うよりはオレンジに近い鮮やかな色。
ちょうど薬師寺の扉や柱の色が「丹」です。

(*薬師寺のサイトに丁寧な解説がありますので、ご確認ください。)

さらに「丹」には「赤丹」と「黄丹」がありますが、赤丹は赤い土の意味で
ほどんど同じですが、「黄丹(おうに)」になると、
古来、皇太子の袍の色で禁色の色でもあった格式高い色です。

これら、目にもまぶしい色、特に青丹の配色は、
もしかしたら”けばけばしい”と思うかもしれないけれど、
装飾としての価値はもちろん、
風雨や害虫から建物を守る役目にもなったのです。

時に修復を繰り返しながら1300年の歳月、
「あをによし」の世界を垣間見せてくれる古都・奈良。

青と丹の再発見はもとより、
幹線道路を小学生の子供たちのように整列して渡る鹿たちに会いに
今年も「行こう奈良へ」

Img_1684 Img_1680

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月15日 (火)

金高騰とジュエリー

 来週、東京ビッグサイトで開かれる「国際宝飾展」の講師に依頼されて
ジュエリーを研究中・・・。

 そんな折、ロンドンの金相場が史上最高値をつけ、
金高騰のニュースが飛び込んできて、その動きを興味深く観察している。
どうやら1980年以来の高騰だそうで、様々な理由が考えられるが、
原油価格の高騰とドル急落が一般的な見方のようだ。

いまや、あらゆる事象はこの2つの理由で片付けられる印象すらあるが、
世界市場で見るとやっぱりそいうことなんだろう。

何年か前に、田中貴金属工業でセミナーの講師をさせて頂いた時にも
そんな話がちらほらあって、金製品を買うなら今ですよ~、値上がりしますよ~と
冗談まじりに話した記憶がある。
それ以来、金相場を時々気にしてみていたけれど、
今回は本当にずいぶんと高値になってしまった。

 例えば平成18年5月には 1グラム2,492円だったものが
平成20年1月15日今日現在の相場は金1グラム3,329円、
(ちなみにプラチナも高騰していて5,822円)

驚いたことに平成13年には1000円という安値をつけたこともあったそうだから
もうとんでもない高騰である。

宝飾メーカーを取材したり、様々な店舗の小売情報をみていると
今年に入って1万、2万円単位で値上げしたお店もある。
原材料が値上げされたので、仕方ないことだが、
年末商戦は、”年明けには金高騰のため新年から値上げ、今がチャンス!”
というのが、うたい文句だったようだ。

 私自身は普段ジュエリーはあまりつけないが、
イベントのときや記念日は飛びっきりのジュエリーをつけてみたい。

そのジュエリーと聞いて思い出し憧れるのが、
大好きな映画「プリティ・ウーマン」

リチャード・ギアがジュリア・ロバーツにフレッドの
ジュエリーを手渡すシーンは何度見てもうっとりする。
シンプルなドレスに赤いジュエリーがなんとも美しく美しく・・・。

 私は女性の美の仕上げは”ジュエリー”だと思っているが、
できるならば、自分で買うのではなくリチャード・ギアのような男性から手渡されたい。
欧米では、ダンディズム以降、連れの女性がどんなジュエリーをつけ、
どんなドレスを身にまとっているかで男性の価値が決まるから、
男性は女性の装飾品に大いに関心がある。

しかし、ジュエリーメーカーを取材して分かったことがひとつ、
最近は自分で高価なジュエリーを”ご褒美”と称して購入する女性が多いんだとか・・・
日本と欧米のジュエリー文化は違うが、
日本の男性も金相場だけではなく、ジュエリーそのものにもっと興味を示せば、
女性はもっともっと美しくなるのに・・・と
金高騰とは、次元のまったく違うことをニュースを見ながら思ったのでした。

Mikimoto_024

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2008年1月10日 (木)

マッスルミュージカル!

 先日、渋谷マッスルシアターで行われている
マッスルミュージカルの公演に行ってきました。

 友人に誘われて出かけたのですが、
鍛え抜かれた筋肉美と工夫を凝らしたエンターティンメントは
テレビで観るよりも何十倍も迫力があります。

 池谷さんの生跳び箱も見ることができます。
テレビの収録場所よりもずっと狭いと思われるステージ上の短い助走で
軽く20段をクリアするのは本当に見事です。
そのほか、シンクロ五輪メダリスト、武田美保さん率いるプール芸
CMのように時々登場するのですが、これは面白い!

 さてこのミュージカル、途中で観客も参加できるちょっとしたお楽しみがあります。
しかし、周囲の若者が大いに楽しんでいるのを尻目に
結構な年齢の私と友人は、簡単な振りも覚えられずに、なおかつ1曲の終わりまで
腕筋がもたずに、ぶらぶらギブアップ!
おぉ、なんとも情けない体力・・・

と、自らの軟弱さを思い知った一時でもありましたが、
ステージ上のマッスルな人たちに元気とパワーをもらった2時間でした。

●マッスルミュージカル2007・ザ・ベストは1月14日まで。
今年は景気が悪いとお嘆きの方、この頃体力が落ちているとお嘆きの方、
お早めに渋谷へレッツ・ゴー!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 3日 (木)

湯島天神と箱根駅伝

 005

新年おめでとうございます。
ながながとブログから遠ざかっておりましたが、やっと復帰!

今年は理由あって”湯島天神”へ初詣。
ご覧くださいませ・・・この絵馬。
何重にもぶらさがった合格祈願の絵馬ですが、
もしや、ぶら下がりすぎて落ちてはいけないと思ったので、
(そんなことはないと思いますが・・・)
慎重な私は絵馬はやめまして合格4点セットを買ってきました。

思い起こせば、去年のお正月は悲惨でした。
修士論文が間に合わずに
クリスマスもお正月も関係なく過ごし、
年賀状は1枚も書かず、おせち料理も食べずに家にこもり
ひたすらパソコンに向かう日々。

ゆえに初詣どころではなかったのですが、
今年は去年よりずっと人間的です!

それにしてもこんなときだけ、天神様へ向かう私もどうかと思いますが、
そういった人々で境内は大賑わい。
中学受験、高校受験、大学受験、資格合格など
様々な祈願を抱えた人でいっぱいでした。
みなさんに幸あれ!

**********
そしておせち料理を食べなくても、年賀状を出さなくても
大好きなお正月の行事。
それは「箱根駅伝」

実は去年、あんなに悲惨なお正月だったにもかかわらず、
ひとつだけ欠かさなかったもの、それは「箱根駅伝」のテレビ鑑賞。
いいですね。どうしてこんなに好きなのか、自分でもよく分からないけれど
今年もドラマティックでした。

棄権続出・・・
これは選手にも監督にも辛いこと、
監督がどんな思いで車から降り路上の選手に触れるのかと思うと、
やりきれなく涙を誘うけれど来年はリベンジしてほしい。
やめる勇気」を教えてくれるのも箱根です。

とは言っても私がいちばん興味深く見ているのが、
走っている選手と車の中の監督のやり取り。
(この音声を拾える中継をしている日テレさんはエライ!)

走っている選手に併走している運営管理車内の監督から
ゲキが飛ぶ!!
「オトコだろー・おまえ男だろ、男だったら前へ行けーーー!!!」

まさに「オトコだろー」の連発!

こんなガッツのある言葉、最近ではどこへ行ってもなかなか聞けませんよぉ。
ジェンダー的に言うと、通常は女性差別の発言が問題になったりするけれど、
こんな風にスピーカーから激励されながら走るオトコもなかなか大変だ。

そもそも箱根に女子駅伝はないし、
「おまえオンナだろ、オンナだったら前へ行け」とは言われないと思う。
大好きな駅伝を見ながら、はっきりと男女の役割分担を悟った私でした。

ちょっと話が別の方向へ飛んでしまったのでもとに戻りますが
給水のために監督が選手と並走し、全力疾走するシーンは感動的です。
「良い師あれば、良い弟子有り」この逆もまた眞なり。
こうして2008年の箱根駅伝も大歓声のもとに終わったのでした。

**********

走る姿は美しい・・・
速ければ速いほど、
肩からひじにかけてのラインが美しい・・・

もしや肩フェチ?!とも思ったりしますが、走っている人の姿をみると
まず肩を見る。美しい肩を持つ者に栄光あれ!

さて今年も箱根駅伝で元気をもらったので、
私も夢に向かって走りましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »