NHKが視聴率No1?!
先日の新聞で興味深い記事を発見!
今年の上半期ゴールデンタイム(午後7時ー10時)の平均視聴率は、
民放キー局を抜いてNHKが1位になることがほぼ確定したとか。
おぉ、なんという時代の変化
記事によると、「ニュース7」が連日安定的な視聴率を上げていることを始め、
「篤姫」や北京五輪の視聴率好調が主な原因のようです。
でも実際のところ、私自身のテレビ視聴を考えても
最近はNHKスペシャルをはじめNHKを見ることが多いですね・・・
なぜって?
だって民放の番組は近頃クイズかバラエティばかりで
同じような内容・・・そろそろ飽きてます。
そう思う人が多いのかどうか知らないけれど、
今週の特番ウィークも近所の「TSUTATA」は大賑わいです!
しかし、当のNHK側はあまり視聴率には興味がないようで
「半年間の平均でゴールデンタイム1位というのは聞いたことがない」と
いたって平静。
逆に民放側は「社会の空気の変化についていくのが遅れてしまったかも
しれない」なんて幹部の人が言っているらしい・・・
私はNHKと民放の両方で働いていたのでこの違いが良く分かります。
私の場合地方局のNHKでしたが、それでも
視聴率に関して一度も指摘されたことはありませんでした。
もちろん各局の視聴率表が毎日配られるのですが、
誰もそれについて、頭を悩ませていたという記憶がありません。
変わって民放へ行ってからは、毎日毎日朝から眉間にシワをよせる
プロデューサーとお目にかからなければなりませんでした。
私が担当したある番組は番組開始から視聴率が思わしくなくて、
なぜだかアナウンス室の会議で言及されたこともありました。
なんとなく頭を下げながら、
「えっ~?!悪いのはこのワタシ??~」と頭に大きく?マークを掲げつつ
耐えていたこともありました。
その代わり、視聴率が良かったときの喜びようは半端ではありません!
思えば、私もこの数字に踊らされて
飛び上がって喜んだり、傷ついたり、笑ったり、泣いたりしたことでしょう・・・
経営の土台が違うので、一方的にどちらが良いとも悪いとも言えませんが、
近頃のニーズはどうやらNHKに軍配が上がるようですね。
そうそう昨日深夜に再放送がありましたが、
NHKスペシャル「よみがえる浮世絵の中の日本」は秀逸でしたね。
ナレーションは坂東三津五郎さん!
たまたま9月上旬の放送の次の日が研修の仕事だったのですが、
あまりのナレーションの上手さに研修先のアナウンサーたちと盛り上がりました。
もうこの番組は再放送はされないと思いますが、
これからもNHKスペシャルは見逃せません
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コメント
今日の話題は視聴率ですね。
そう言われれば、私のNHKを見ることが多い9月でしたね。
北京オリンピックもありましたが、民放の各番組が見たいという番組が無い事もありますね。
母は日中もTVを見ていますが、「何か面白くないよね。どうして、クイズ番組に出る人は馬鹿な人なの?出来ない事を笑いにしているのは子供達にも良い影響を与えないと思うけど?」と言っています。(馬鹿という表現は不適格な表現かもしれませんが内輪の話として下さい)
確かに、面白さの表現が低レベル化しているように思います。
塾生(中学生)の中にも、「司会者の言葉使いが気になる」と言っている子もいました。
そう言って見ている視聴者も番組の視聴率に見るように、こういう番組を選択しているのですから…。
できれば、あははと笑う番組も必要ですが、ふ~んそうなんだと思わせる番組があればいいなぁ~と思っています。
人を知り・文化を知り・自然を知る番組が私の興味心を起こさせます。
投稿: 風小僧 | 2008年10月 1日 (水) 15時43分