知恵が詰まった本!
出版: 丸善 共著: 塩満典子・室伏きみ子 1900円
最近お目にかかった中で飛びぬけて印象深い方が
塩満典子先生です。
塩満先生は東大卒業、ハーバード大院を修了、
文科省、内閣府男女共同参画局などを経て
現在はお茶の水女子大学の
教授・学長補佐をされているスーパーエリートな女性です。
何度か男女共同参画のイベントなどでお会いするうちに
親しくお話させていただくようになりました。
もうあちこちのシンポジウムや講演会に
ひっぱりだこの超人気の方ですが、
ひょんなことからご著書を頂戴し、お茶をごいっしょしました。
私も職業柄さまざまな方から本をいただく機会が多いのですが、
塩満先生は今まで頂いた方々とはまったく違っていました。
それはさすがに!研究者らしく
「競争的研究資金って何か簡単に説明できますか?」
大平:当然のことながら上手く答えられません・・・
しかし先生は落胆も失望もすることなく、ご自分の本を
参考書がわりにポイントをかいつまんで説明をしてくれました。
それはもう見事なほどの適切さで必要なページが次々に
めくられてゆきました。
この本の情報や知恵を知ることが、いかに有益であるか・・・
確かな自信があるからこそ、こんなに明快なのだと
私はただただ尊敬のまなざしで見るばかりでした。
*****
と、家に帰ってじっくり読んでみたら、
分かりやすい言葉で必要なことが書かれ、
それがデータによって裏付けされている・・・
研究費獲得には必読の書でした。
この本を読むといくら研究内容が良くても、書き方によって
「取れるか」「取れないか」は
天と地ほどの差があることが良く理解できます。
さて、ここで質問!
研究者が1年に使う研究費は一人平均にすると
約2,200万円だそうですが、みなさんはご存知でしたか。
多くの研究者は「こんなに自分は研究費を使っていない、
間違っている」と思うそうですが、
つまりは研究資金がその人のところに行っていないだけで
使っている人とそうでない人の差が大きいということなのだそうです。
しかもこれは大学の研究者だけの話ではありません。
民間企業、ベンチャーの起業家の人が
応募できる資金も結構あるんです。
知らなかったですね~。まさに「求めよ、さらば、与えられん」
相手に思いが伝わらないとき、何が間違っているかは
研究費獲得も恋愛も同じ。
と先生は名言をおっしゃいましたが、
きっと他にも目からウロコのことが
たくさんあるでしょう・・・この冬NO1の価値ある本です。
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