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2009年2月

2009年2月18日 (水)

能鑑賞会 「敦盛」

 先日、渋谷の観世能楽堂で「敦盛」を見ました。
「敦盛」は世阿弥作とされ、織田信長など武将が好んだ作品として愛されています。

能楽としては「世界無形遺産」にも第1回から指定されて、
日本が世界に誇る伝統芸能です。

歌舞伎や文楽の親しみやすさと違って、劇場の空気が張り詰め、
見る側も独特の緊張感がありますね。
(それが良いとも言えますが・・・)

           Images_2

      思へばこの世は常の住み家にあらず。         
     草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし。     
     きんこくに花を詠じ、栄花は先つて無常の風に誘はるる。
     南楼の月を弄ぶ輩も月に先つて有為の雲にかくれり。  
     人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり。  
     一度生を享け、滅せぬもののあるべきか。   
                               
『敦盛』

能の見所はたくさんあります。私は大学で日本文化を勉強したので、
能に関する興味深い資料を見せてもらったことがあります。

例えば、能面について。
例えば、能装束について。

能装束は縫箔といって、華麗で豪華な文様を表出したものが
使われますが、何百年も前から受け継がれてきたこの技術は、
それだけで日本人の手仕事の素晴らしさと美意識の高さが
分かります。

能は世界で一番古い舞台芸術ということですが、、
そのプログラムのことを「番組」と言うのだそうです。
今はテレビ番組などと普通に使っていますが、

こんなはるか650年前から芸能言葉として存在していたのですね。

歌舞伎と違って口語体で語られるので難解ですが、
伝統文化が栄えた室町時代に思いをはせることができます。
この独特の世界、ぜひ一度はオススメです。search

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