疲れている人へおすすめ アリスの「しかけ絵本」
今、私が凝っているのは絵本です。
なぜ絵本かといいますと、
少し前に精神的疲労がたまり、イライライとした毎日を過ごしていたとき、
手に取ったのが絵本でした。
この日はちょうど『100万回生きたねこ』の作者、佐野洋子さんが
亡くなったというニュースを聞いた日でもありました。
もともと我が家には絵本がたくさんあったので、
手始めに『100万回生きたねこ』をパラパラとめくっていると
何だか気分が落ち着いてきました。
それじゃ・・・と言うことで名作『スーホの白い馬』を音読してみました。
するともっと気分が良くなってきたので、
その後は、家にある絵本を手当たり次第に開いていくと
何だかイライラしているのがバカらしくなってきました。
こんな感じで、どうも私にとって絵本は
気持ちを楽にしてくれる効果があるようです。
そこで、さらに欲張りな私は
大人の女性が楽しくなる絵本はないかと探したところ、見つけたのが、
アリ~ス!
『Alice’s Adventures in Wonderland』
2003年 2,262円 ※amazon 画像
長らく絵本から遠ざかっていた私は知らなかったのですが、
ポップアップ絵本としては、有名な作家 Robert Sabuda
の作品です。
サブダは、仕掛け絵本が好きな方にはもうおなじみの作家!
画像でも少し分かると思いますが、しかけが大掛かりで決して
子供だましではありません。
どのページも「うわ~」という声がでるほど良くできていますが、
最も有名なのは、最後のこのアーチ形のトランプとアリス!
もうページを開くたびに感嘆のため息。
どうやらこのアリス本、サブダの最高傑作らしいです。
さらに、この絵本、ルイスキャロルの原作に沿ったストーリーが
パタパタページで毎ページ紹介されています。
仕掛けだけを楽しむということではありませんので、
大人から見てもお得感いっぱいで嬉しくなります。
洋書がイヤ!という方には大日本絵画から日本語版が出ていますが、
4,000円近くしますのでなかなか高いですね。
(訳があるので仕方ない)
ディズニーアニメのチャーミングなアリスが好きな人は、
このクラシックですこし怒り顔のアリスは、好き嫌いがありそうですが、
仕掛けのダイナミックさ、楽しさ、驚き、そして繊細さは
何はさて置き、おすすめです。
今日、何かイヤなことがあった方、この本を開くと結構忘れますよ!
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