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2011年4月17日 (日)

アランの『幸福論』

 長らくご無沙汰しておりました。
たくさん書きたいこともあったのですが、今日は少しだけ。

東北大震災後にいろいろ考えることが多く、頭と心の整理ができなかったのですが、
そんな時ふと思い出したのが、フランスの哲学者アランの『幸福論』です。

私の愛読書としてヒルティの『幸福論』もあるのですが、今回はこちらは
なかなか手が伸びず、アランの方を無意識に探したようです。

「幸福だから笑うわけではなく、笑うから幸福なのだと言いたい」

このメッセージを探していたのではないかと思います。
また全体にやさしく包み込んでくれるような語り口に出会いたかったのかもしれません。

と、アランの『幸福論』に日々癒される、と思っていたら
何と、本日の某新聞の書評欄に「3月11日の後で」というコーナーで
紹介されているではありませんか!
評は松山 巌さんです。

松山さんの文章でぴったり同感な箇所がいくつもありました。
松山さんも
「散乱した本の山から文庫本を探す、以前愛読したあの本を、
以前と変わらぬ言葉を求めて」
と書かれていましたが、私を含め
こういう人が多かったのではないかと思います。

また松山さんは、
「欲していた言葉に、言葉と言葉の行間に気づく。求めていたのは、
 いつに変わらぬ息遣い、声、笑顔だ。・・・」
このあたりは、うなずきながら書評を読んでしまいました。

万人の心は同じではないけれど、
同じ気持ちを持った方がいらしたと思ったら、
ふと心が温かくなりました。

Photo_3
岩波文庫 800円

○弥生会計 色についてのお話もどうぞ(私が解説しています)

http://www.yayoi-kk.co.jp/products/11/taikoban/02.html

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