スラバの「アヴェ・マリア」で癒す
忙しい5月がやっと終わって今日から6月。
何とも怒涛の1か月で、昨日やっとホッと一息。
すると、急にクラシック音楽が聴きたくなって棚を探ってみたら、
すっと手が伸びたのが、カウンターテナー、スラバの「アヴェ・マリア」でした。
(1995年 45.06秒)
こんなの持っていたのかと思うほどに、10年以上聴いていませんでしたが、
ここのところの煩雑さで無意識に思い出したようです。
あぁ、そういえば1995年はいろいろなことがありましたね。
大地震、地下鉄サリン・・・、
こういう音楽を大衆が求めていたのかな。もちろん私も。
この楽曲は哀しみのなかでも、歓びのなかでもどちらでも心に
すっと染み渡る音楽です。
少しこのCDについて説明すると、
ロシアで37曲のアヴェ・マリアの楽譜が見つかった中から、
スラバたち制作者が選び抜いた12曲が収められています。
スラバ自身も言っていますが、1曲目のカッチーニのアヴェ・マリアは
感動的に心に響きます。
その他には、ヴェルディ、サン・サーンス、バッハ&グノー、モーツアルト、
ストラヴィンスキー、リストなど大作曲家が作ったアヴェ・マリアが並びます。
そもそも、アヴェ・マリアは、聖母マリアへの賛美を込めた祈祷で、
こんにちは、マリアさま、おめでとう、マリアという意味なので、多くの
作曲家が祈りと憧れを込めて作曲しています。
それを、スラバ自身の編曲とシンセサイザー演奏、少しかすれのある高声によって、
クラシックでありながら現代的な音楽を感じさせ、しかもヒーリング効果も
生み出しているような気がします。
なかでも、私が最も気に入っているのは、シューベルトのアヴェ・マリアです。
素直でのびやかな感じは、嘆きがありながら、どこかに明るい希望がある
愛と救いのアヴェ・マリアです。
昨日から、リピート聴き。
なんだかお部屋の空気が浄化される気がするけれど、
宗教音楽に近いから、本当にきれいになっているかもしれない。
あぁ癒されるな、よかった!見つけて!
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